はちみつは生き物
あまり知られていないようですが、はちみつは”花の蜜”だけからできたものではありません。
はちみつは、
蜜蜂が花の蜜を飲み込み、唾液(インベルターゼと言う酵素)を混ぜて吐き出し、内勤蜂へ口移しで渡し、再び唾液を加え、吐き出したものを巣に貯めて、熟成させたもの(巣内の温度を上げ、羽で風を送り、水分を飛ばして糖度を上げる)で、その中には花粉も含まれていて、
花の蜜と花粉と蜜蜂の酵素で作られた物質がはちみつなんです。
※はちみつの定義についての過去記事です。『はちみつ』の定義
はちみつの中には、蜜蜂の唾液酵素が含まれ、酵素の生きたはちみつが、『非加熱』や『生はちみつ』と呼ばれています。
酵素の生きたはちみつ
- 免疫力UP
抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用など生きた酵素が多く含まれます
口内炎、火傷、虫刺されにも 喉の痛みやカゼっぽい時にも効果あり。僕は花粉症がほぼ完治 - 疲労回復
はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖、そしてビタミンB1は効果アリ
夜寝る前に舐めると寝起きが段違いです - 保湿効果
クレオパトラや楊貴妃も肌に塗っていたとか。妻はシミが薄くなったようです
因みに僕はイボに塗り込んでたら3週間くらいでポロっっと取れた経験あり - 腸内環境を整える
乳酸菌とグルコン酸が豊富
内臓絶好調です - 脳の活性化
脳の栄養源はブドウ糖
日本蜜蜂のはちみつはブドウ糖が多く含まれているようです
この酵素が生きてるって事が重要なんですが、酵素が生きたはちみつって一般市場では非常に少ないんですよ。
理由は酵素が生きてるとはちみつが発酵してしまい、流通の過程やスーパーに陳列されてる間に蓋から溢れたり容器が破裂してしまい商品として扱いにくい為、加熱し蜂蜜が発酵しない糖度まで濃縮します。
つまり
市場に出回るはちみつは発酵しない、はちみつと言う事です。
- 蜜蜂が花から集めて来たばかりの蜜は水分量(50〜80%)が高く、発酵又は腐敗しやすい
- 蜜蜂は保存可能な食料となるように、体温と扇風で水分量を20%以下にした後、蓋をして密閉する
- 水分量20%以下、又は糖度78以上を完熟はちみつと言う
- 糖度78以上のはちみつは発酵しにくい
- 大量生産のはちみつは蓋がされていない未完熟の蜜も一緒に採ってしまう為
- 未完熟蜜が混ざり糖度が低くなる
- 加熱して糖度を上げる
- 50℃近い温度で加熱すると酵素が失活
- ”はちみつ”と言う名前の甘い液体となる
随分脱線しちゃいましたが、酵素の生きた発酵するはちみつこそ本物のはちみつだと僕は思っています。
国内で流通する国産のはちみつで、『発酵する事が出来るはちみつ』は僅か0.1%と言われていますので、その中でも更に希少な日本蜜蜂のはちみつです。
福8堂は蜜蓋のされた完熟部分のみからはちみつを採りますので、平均糖度は79°です。
気温が随分上がって来て、発酵はちみつも酵素が活性化しているようです👍
楽しみですね