『はちみつ』の定義
日本のはちみつの定義
みつばちが植物の分泌物又は同分泌物を吸った他の昆虫の排出物を採集し、巣房に貯え、熟成した、天然の甘味物質。
※一般社団法人 全国はちみつ公正取引協議会
なんだか難しいこと書いてますが、僕の解釈で簡単に説明すると(間違っていたらごめんなさい)
花の蜜を蜜蜂が飲み込み、唾液(酵素)を混ぜて吐き出し、巣に貯めて、熟成したもの(巣内の温度を上げ、羽で風を送り、水分を飛ばして糖度を上げたもの)です。
ビンに”はちみつ”と言うラベルが貼られ売られている商品の中身は、どこで?誰が?どんな行程をたどり生産されたのか消費者にはわからないんですよね。
日本の”はちみつの定義”で認められた”純粋はちみつ”と表示されているものの中には、世界基準と良識ある養蜂家さんの基準に満たない品質のものも多く本当に残念でなりません。
国内で一般市場に流通されている はちみつの現状
流通されるはちみつ
- 94%が外国産 6%が国産です。(※農水省調べ)
- 6%の中に日本蜜蜂の、はちみつが入っていますがおそらく0.1%位でしょうか
- ほとんどに何かが添加され、加工され、取り扱いや管理を容易にする為に
- ※加熱され”はちみつ”と謳えないものが流通しており
- 本物と言えるはちみつは僅かしかありません
※酵素が生きていると発酵し、瓶から溢れたり、爆発するのを防ぐ為に加熱処理されるようです。
過去に数回、加熱実験を行った事がありますが、50℃以上の温度で加熱すると酵素が不活性化した事があります。
酵素が死滅する正確な温度はわかりませんが、日本蜜蜂の致死温度が50℃付近なので、50℃以上で不活性化するのも納得でした。
国産はちみつってたったの6%なんですね!!
また皆さんもご存じだと思いますが『薬機法(旧薬事法)』により『生のはちみつ』の効能を謳うことはできません。
1960年に上記の法律が出来る前までは、間違いなく本物のはちみつは天然の薬でした。
色々書きましたが、はちみつ業界の闇を暴きたい訳では無いのでここらでやめておきます。
福8堂は、蜜蜂のストレスフリー、ケミカルフリーで、非加熱の、薬と言える品質の”本物のはちみつ”を追求しています。
はちみつの素晴らしさを広め、蜜蜂が住みやすい環境作りに努める事が、僕の使命だと信じています。
僕の根本的な考えに至るよう教えてくれた師匠には、感謝しかありません。