山の中で起こったラッキー
いつものように巣箱の見回りに行き 車に戻ると見知らぬ しかもちょっと恐い面持ちの猟師風のおいちゃん(推定65〜70歳)が待ち構えていました
警戒しつつも山の中でトラブルを起こすリスクは図り知れないので これでもかって位の作り笑顔で元気にこちらから『こんにちは♪』と挨拶
「あんたはどちらさん?」
こー言う場合ほぼ相手は地元の人で 「見知らぬ人間が山に入って、、、」と僕の事を警戒しています
『十ノ釣(僕の自治区名)の吉武です』
地元の人間であれば自治区を言えば大方繋がりその後の話も早いので
「あんたがヨシタケさんねっ!色々話したかったんよ♫」
と笑顔になったおいちゃん
「この道の途中に小屋があり この前ビーバー(刈払機)とチェンソーとハウスのビニール(5万円相当)が盗られてから、、、
見かけん人が通って いつまでたっても戻ってこんから見に来たらあんたやった!!まーそげな話はおいちょって蜜蜂の事を聞きたいんよ!」
と
一本道しかないこの道の途中で大切な道具が盗難されたのだから当たり前に疑われても仕方ない!と思い 身の潔白を証明するにはどうしようか考えていましたが なんと面倒事ではない上 僕の事を知ってくれてた事が嬉しい!!
「私も蜜蜂を飼いよるんやけど あそことあそこと○○と○○と○○に置いちょるのはあんたの蜜蜂やろ?それで あそことあそこ○○と○○と○○に置いちょる箱は蜂が入っちょらんごたるね」
と
どうやらこのおいちゃんは僕の設置してる巣箱の1割近くを把握しているようだ😅笑
「あんたの巣箱は管理しよる風には見えんけど 俺の巣箱はいくら掃除してもスムシがどんどん増えるし 数日前の昼に蜜蜂が騒ぎ出したから見に行ったら巣が落ちてしもーてから・・・どーも上手くいかん。
あんたに断らんで 勝手に空の巣箱の中を見たけど巣落ち棒も入っちょらんしただの箱やったけんど どげな工夫をしよるんか教えてくれんね」
と
自分の父親位の年齢の人にこんな事言われるなんて素直に嬉しいですね♫
『特に工夫はしちょらんのよ 蜜蜂が気に入ってくれる場所を探して そこに巣箱を設置するだけなんよ』
「それだけね?なんか秘訣があるんやないとね?」
『ホントに何もしよらんのよ 今日も見回りだけよ! ただ見回りの時に必ずやってる事があって 入る場所と入らない場所には必ず理由があるからそれを観察して 入って無い巣箱の微調整をして来期の分蜂に備えよるんよ!!
例えば今の時期なんかは強い日射しが巣箱に直射してる所や湿度が高い場所は好まないとか
蜜蜂が気に入って住んだ箱は・スムシ被害・巣落ちも無い・スズメバチ・ダニ・病気にも強いんよ』
「はー そんな簡単に行くのか??」
『簡単でもないけど 難しくもないんよ 入ってくれる場所を見つけるのは楽しいし♪必ずうまく行く方法は無いと思うけど ほぼ失敗する方法は沢山みつけたから そーならんようにしよるんよ♫』
その後 前から超気になっていた巣箱を置きたい岩場があったのですが なんとそこはおいちゃんの所有する山で 嬉しい事に巣箱設置の許可をもらいました♪ ミラクルラッキーですね!!!